何者でも無い君に

マンガ
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 今日も来て頂きありがとうございます。

 先日、新川直司「さよなら私のクラマー」の最終巻を購入しました。集めているサッカー漫画の1つで、まあ楽しませて頂きました。もっと続けられるだろうに、とも思いますが、これが新川氏の判断なんでしょう。それを尊重します。発刊元の講談社も英断やったと思います。

 僕はスポーツ観戦が好きですけど、数多あるスポーツでもサッカーは熱を上げてる一つです。「キャプテン翼」世代ですが、実はキャプテン翼はそんなに読んでなく、サッカーに魅入られたきっかけは、Jリーグが誕生してからです。僕の地元が浦和に近かったんですね。今でも僕は浦和サポですが、今はDAZNで海外サッカーを見たり、サッカー漫画を幾つか集めて、サッカーというゲームを堪能してます。

 サッカーというスポーツは、難しいルールにオフサイドがあるくらいで、極めてシンプルなスポーツです。ボールが1個あって、それをゴールに入れたら1点。敵より点を多く奪ったら勝ち。手は使っちゃダメよ。以上。シンプルこの上ないです。それ故に、サッカーを巡る理論には、際限がありません。その色んなアプローチの仕方がある点が、僕をサッカーに魅入させられる原因の一つだったりします。

 理論もそうですが、プレーヤーの性質なんかもやはり多様です。単にプレーヤーと言ってもそれぞれの個性という点では、他のスポーツよりも際立ってるような気がします。よく11人のAと言うプレーヤーと11人のBというプレーヤーが戦ったらどう、という話を聞きますが、全く以てナンセンスです。君たちが居て僕が居て、我々とは違う相手がいるから、全く同じゲームにはならないんです。見飽きません。

 まあ、サッカーを引き合いに出しましたが、今回話をしたいのはオリジナリティって大事よね、という事です。

 これは得てして陥りやすい事なんですが、隣の芝生はヤッパリ青いんです。自分が持っていないモノを人が持っていると、強烈な劣等感を得るものです。嫉妬とも言いますし、憧れとも言います。アンナンになれたらどれだけ素晴らしいか、と何度思った事か。

 それが原動力になって自分が成長できれば、それはそれでアリなんですが、あの人にはなれへん、と単に落ち込む事しか出来なくなったら、それは駄目というより非常に勿体ない事やと思います。だって、その人には出来て他の人には出来ない事もありますし、その点で他の人に嫉妬される事もある訳です。十分に成長の階段を昇っているんですよ、他人の階段と違うというだけで。

 なんで、他人に対する劣等感や引いては優越感というのは、全く以て無駄です。他人の能力を参考にするくらいまでで良くて、自分は自分で指針を持って自分の階段を昇って行けば良いんです。凄い難しい要求をしていると思いますが、ある意味、自分は自分、他人は他人と割り切れるようになれれば、得難い存在になりますし、なにより精神的に楽になれます。僕はコレに気づいて大分生きやすくなりました。

 絶対的なスコアラーに成りたい、と思うかもしれませんが、それは他人がなればよく、自分は如何に失点させない存在になれるか。その為にどう努力するか。という個人指針もある訳です。良い意味で自分と他人を分割する。他人のオリジナリティを尊重しつつ、自分のオリジナリティをどう作り上げていくか。無暗に他人を追いかけない事が、大事なんやないかな。そう思う訳です。自信を持って昇っていきましょう。

 今回もお付き合い頂き、ありがとうございました。


さよなら私のクラマー(1) (月刊少年マガジンコミックス)

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