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グレッグ・マキューン「エフォートレス思考」という本を読みました。結果を残したい手前、無駄な努力を0%にして成果を100%にする方法、という謳い文句に誘われて読んだ次第です。面白かったんですが、何か残っているかと問われると、具体的には何もなく。既に実践してる部分が大概やったのもありますが、マキューン氏の前著「エッセンシャル思考」をすっ飛ばして読んだのも影響があるのかもしれません。エッセンシャル思考を読んでからもう一度エフォートレス思考を読むのはアリですね。
はたまた、なんですが、既に実践してる事が大半、というのもあるのかもしれません。コレは何も、今回のエフォートレス思考がそうだからではなく、所謂、自己啓発本を読んでると、昔より響かないな、と最近感じてます。話的には面白いんですが、それだけと言う。
以前、何処かで聞いた話ですが、自己啓発本の売り上げが昔に比べて落ちてるそうです。解説として、自己啓発を読んだところで劇的に何かが変わる事がないと認識されつつある、のだそうです。一理はあると思いますけど、どうなんでしょうか。
おそらくですけど、自己啓発と聞いて、その本を読めば良い未来が来る、と言った短絡的な考えが横たわっている気がします。でも当然、読んだだけでは変わりません。実際にやってみて、自身の中でしっくりくるものもあれば、しっくりこないものもあり、取捨選択する事によって、多少方向性が変わる、くらいの感覚の方が、コト自己啓発に関しては良いような気がします。まあ、自己啓発に寄らず所謂ビジネス書全般がそうだと思うんですが。
そんなん言うんやったら、ビジネス書なんてコスパ悪いやないか、と思われるかもしれまえんが、それでも食わず嫌いをせんと、自分に響きそうな本だったら読むべきです。そもそも本とはそういうもんです。本に限らず自己投資とは、投資と名の付く以上リスクとリターンが存在します。100%リスクが無い投資はありませんから(あったらそれは詐欺です)
ただ、ビジネス書特に自己啓発に関しては、ある一定の量を読み、こなせる事をこなしたら、その個人としては必要無くなる部分が多い本なのかな、とも思います。
もっとも、本とは、読んだタイミングで読者にとって響く部分が違ってくるモノです。ですが、ビジネス書特に自己啓発本に関しては、時の洗礼に負ける本が殆どのような気がします。例外はありますよ。「人を動かす」とか「7つの習慣」とか。これも個人差がありますけど。
それまで熱心に読んでいたある特定の分野の本が、齢を重ね読書量を積み上げていった結果必要なくなる。という事は、何も恐れる事はありません。全くないです。その境地まで読書量を積み上げていった確かな成果だからです。特に自己啓発に関しては、コーチングの意味合いが強いんで、いつかは袂を分かち、自身の思う道を決めて自ら進む事が必要になってきます。あくまで、自身にオリジナルであれです。
まあ、僕が何かしら成した事は無いんで大きい事を言うのはどうかと思うんですが、少なくても方向付けて進み、何かを成す途中の身ではあります。このまま進んだら手に入れたいモノも手に入れる自信があります。その過程において、というより何かを成し得ても、読書は自己を強化する強力なツールである事は確かです。今回は、自己啓発を読んで行って、という話をしましたが、コト読書に関しては分野を変えても続けていく事が必要なのかな、と感じます。
今回もお付き合い頂き、ありがとうございました。
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