天職は寝て待て

新書系
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 今日も来て頂きありがとうございます。

 山口周「仕事選びのアートとサイエンス」読了しました。転職に関する四方山話です。今現在僕は、転職をしようとは思ってませんが、今の職場にずっと居る訳でもないよな、というぼんやりとした不安から、この本を読んでみました。

 まあ色々思うところはありましたが、煎じ詰めて感じたのは、今の仕事をまずはしっかりやれよな、という事です。転職の話ですけど。

 僕は結構な数の転職をしてきました。そもそも、常勤で働く事自体そんなになく、基本は派遣で働いてました。なんで、同じ職場に3年以上居た事がありません。30代の時は仕事はおろか、住む場所も転々としてました。あれはあれで楽しかったですけど。

 ただ、そんな働き方をしてたら、社会人いや人間としての成長は乏しいわな、とは読んでて思いました。印象に残ったのは成長カーブの話です。成長は直線ではなくカーブを描いていくもので、上昇カーブがあれば減衰カーブもあります。で、減衰カーブの時に如何に踏ん張れるかが大事なんだそうです。僕はことごとく、減衰の時に潰れたり逃げたりしてたんですね。

 それと、自由に関する話も面白かったです。曰く、最初から自由を求めると、結局不自由を被る事になるそうで、自由が欲しいのなら一定期間、徹底的に不自由な状態を作った方が叶うそうです。これは身につまされましたね。

 まあ、この本のキャリア論を地で行くには、僕はいささか歳を取り過ぎてる(こんな言葉は使いたくありませんでしたが)とは思いますが、個人的にはリタイアという単語は、我々の世代では存在しないと思ってまして、何かしらの形でずっと社会に関わっていかざるをえんな、と思ってます。

 転職も1つのきっかけには当然なりますが、総じて言えるのは、生涯育てゲーなのかなと。そう気づかされた1冊でした。

 今回もお付き合い頂き、ありがとうございました。


仕事選びのアートとサイエンス (光文社新書)

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