道具としての数学

新書系
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 今日も来て頂きありがとうございます。

 長沼伸一郎「経済数学の直感的方法 マクロ経済学編」読了しました。読んで字のごとく、マクロ経済学に関する理論を物理学者という観点から説明した本です。

 僕は理系の学部を卒業しましたが、なんで理系かと言うと、単に高校で数学が出来たからです。今にして思えば浅はかやったと思います。まあ、大学で勉強した事は無駄ではなかったとは思いますが、今に活かしているかと言われると、殆ど活かしてません。もっとも大学に関わらず、知識云々は常にアップデートされてるものなんで、社会人になっても勉強せなあきませんけど。

 数学が得意、と言っても、数学科には進もうとは思いませんでした。敢えて言いますけど、数学って言語なんですよ、数字を使った言語です。それは高校の時には理解していて、言語なり考え方なりを極めたり研究したりというのは違うのかなと。指向の問題ですね。

 言語を研究する事も好きな方はいますが、言語は道具なんで道具の使い方を極めたい、という考えは今でも生きてます。数学もしかりで、数学と言う言語を使って問題を解決する、という話は理系に限らず文系の方でも有用やと思います。まあ、数学を使えるというバックボーンがあるから、今回のマクロ経済学の話は面白く読めた、というのはあるのかなと。

 そう考えると、今更ですが、一つの言語を使いこなせる事って、ホンマに世界が広がります。広がった世界を見ると、また分からない事が出てきて、それについて詳しく知りたい、とやればやるほど自分の無知と気づきを知る訳です。何かを知りそれを使いこなすってエンドレスゲームなんですね。

 まあ何度も言ってますが、知識なり道具なりは使いこなしてこそなんですけどね。

 今回もお付き合い頂き、ありがとうございました。


経済数学の直観的方法 マクロ経済学編 (ブルーバックス)

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