主張が無いという病

ハードカバー系
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 今日も来て頂きありがとうございます。

 現在、同時進行で色々と勉強を進めていますが、その中に倉島保美「書く技術・伝える技術」とケリー伊藤「英語 パラグラフ・ライティング講座」があります。目的は、とある試験に小論文が出るのでその対策と、英検一次の英作文対策の為です。この2冊の共通点はパラグラフライティングです。試験対策を謳ってますが、何かを書くという事、何かを主張する事に通ずると感じてます。これを知識のみにせずにスキルとして落とし込みたい、というのが、当面の目標です。

 パラグラフライティングの作法を勉強してますが、何かを主張する、という点で、実はディスカッションにも通じる部分もあります。相変わらずオンライン英会話もやってますが、ディスカッションのクラスで、先に結論を話して詳細を述べる、という訓練も必要だよね、とも感じてまして。これってそのまんま、パラグラフライティングの考え方なんですよね。ディスカッションとは言わないまでも、単なる口頭報告でも、恐らくこの考え方は有効です。

 まあ、言ってる事は理解できます。これをスキルに落とし込めば、色んな意味でレベルアップできるというのも肌で感じます。このままやってる事を突き進めば良いんです。なんですが、それ以前の問題にぶち当たっているのも、実はありまして。それは何か?そもそも、何かを主張したい事が僕の中にあまりない、というものです。

 ブログをやってて、主張したい事があまりない、というのは、ハッキリ言って致命的だと思います。そんなんで、(あまり読まれてないとは言え)ブログを数年続けられてるというのも、おかしな話ではあります。なんですが、コレどう思う?という問いに、どうって言われても、どれでもええんちゃう、と考える事が、実は結構あります。

 何かを主張する、って昔から苦手です。どうしても意思表示しなければならない場合は、こっちかな、と選んでから、言葉なり文章なりを頭の中のノリで説明しますが、基本的には、どっちでもアリだよね、というスタンスが感覚的に多いです。だから、論理的に物事を話せないですし、それで相手に伝わらないという事が、結構ありました。現にこの記事もノリで書いてますし。根本的にライブ派なんですよ。

 何かを主張するという訓練をしてこなかった、というのも一因にあると思います。少なくても、学校の必修授業で弁論するという授業はありませんし、自分の考えを論理的に述べる訓練をする場って、自分が求めない限り手に入らないですし。そもそも、日本で系統立ってディベートを訓練する機会って、大学に弁論部がある、くらいの知識しか僕にはありません。瀧本哲史が「武器としての決断思考」という本でディベートの話をしてましたが、少なくても、表立ったディベートの話をしてる人間って瀧本哲史しか知りません。本当に惜しい人を亡くしました。

 何かを主張する事が苦手って、恐らく僕以外の日本人で結構いると思います。とはいえ、何かを論理的に主張して相手に通す事が、特に働いてると必要になってきますし、主張を通せないと、自分だけではなく時として自分とは関係ないと思われる人からも不具合が生じる訳です。全然つながってないやろと思ってても、なんでそんな所から、と思ってる所で知らない間に繋がってるって、実は結構あります。自分の不具合が他人に影響するって怖くないですか?

 という訳で、論理的に何かを主張する訓練の場として、何かを論理的に話し合い積み上げていく訓練の場を、いっぱい作ってもらいたい、と考える訳です。日本人(少なくても僕)は主張しなさすぎですし、主張が通らない事で他人に迷惑はかけたくない訳です。まあ、迷惑をかけたくないのは、主張が通らない事だけではないんですが。

 その、主張を通す方法としてのパラグラフライティング、という訳です。試験対策と謳いましたが、そういう先に通じているんだと思います。これを機に、もっと論理立って主張できる人間に僕はなりたいです。

 という論理的でない記事をまた書いてしまいした。修行だぜ。

 今回もお付き合い頂き、ありがとうございました。


改訂新版 書く技術・伝える技術 (スーパーラーニング)

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