理論と実地を紐解く(初中級編)その3

勉強法系雑談
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 今日も来て頂きありがとうございます。

 今回も英語の勉強法の話です。今回の話は音読です。

 今回のシリーズで一貫して、とにかく読め、という話に落ち着きます。その中で色んな読み方の話をするつもりなんですが、読むの入りとしては、音読が一番いいと考えてます。で、音読教材としては、スクリプトと音声がセットになっているモノを僕は勧めます。

 実は現在僕は、ルーティーンとしてTOEIC L&R問題集のPart3ないし4を1題、20分接する、という事をやってます(勿論、休み等で時間が出来た場合は、プラスアルファで音声媒体に接しています)

 具体的に、まず1題解きます。で、解答とスクリプトを確認した後、スクリプトの音読とオーバーラッピングを時間まで繰り返す、というのが、今現在僕がやってる音読ルーティーンです。

 解説を。音読はそのまま音読です。小学校や中学校でやってた普通の音読です。オーバーラッピングはスクリプトを見ながら、流れてくる音声スクリプトに被せるように音読する方法です。あたかも、音声媒体と同じように発声するようにです。

 音読という勉強法は良くできた方法でして。黙読とは違って、視覚と聴覚を刺激する方法なんで、スクリプト自体の理解度が深まる方法です。音読そのものの効果に関しては、お分かりになると思います。

 更にオーバーラッピングです。これが単に音読のみだと、英語の音の獲得が難しいんですね。例えばlとr。これが単なる音読のみだとplayとprayの音声上の違いが分からず、発声もどっちがどっちかわからないモノになってしまいます。

 英語にあって日本語にない音って相当ありまして、この音の違いを認識できないと、聞き分ける事が出来ませんし、当然発声する事もできません。音の獲得というのは、英語に限らず外国語の習得にとっては避けては通れない道です。

 ここでよく、リスニング教材として音に対して1冊書かれた本もあるにはあるんですが、あくまで理論は理論として捉えるまでに留めた方が良く(文法の話でも言いましたね)実地で音を獲得する方法としても、オーバーラッピングは優れた方法やと考えてます。

 また、どれくらい音読すればいい、という話もありますが、先に言った通り僕は時間を元に勉強してます。これとは別に回数こなせ(同じスクリプトを20回読む等)という方法もありますが、僕が勧めるのはやはり時間区切りです。回数区切りもやった事はあるんですが、何回やったかわからなくなるんで、変なストレスがかかってしまうんですよね。これは性格の問題かと。

 教材の話もしたいと思います。音読の入りの教材で最適なのは、NHKラジオ講座です。スクリプトも短いですし、レベルも多様ですし。これはベタですけど。

 まあ音読自体、結構負荷の高い勉強法です。やり始めはなんだってそうなんですが、最初の余りの読めなさに、多分落胆します。とはいえやり始めると、文自体の理解度もそうですが、英語が喋れるという実感が出てきます。こうなるとしめたもので、勉強も楽しくなってくるんですよね。

 という訳で、今回は音読とオーバーラッピングの話でした。このシリーズはまだ続きます。

 今回もお付き合い頂き、ありがとうございました。

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