理論と実地を紐解く(初中級編)その2

勉強法系雑談
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 今日も来て頂きありがとうございます。

 今回は前回に引き続き、英語の勉強法についてです。今回のテーマはスラッシュリーディングです。

 僕はこのシリーズで声を大にして言いたいのは、とことん英語を読め、という事です。前回、文法の話をしましたが、ルールだけ知ってても当然ながらすんなり読めません。スポーツでルールを知っててもそのスポーツが上手くならないのと一緒です。実際に身体や脳を動かして練習してこそ上手くなる訳です。なんで、練習しましょう。

 スラッシュリーディングは英語を読む上で欠かせない技術です。正直な話、文法を元にしてスラッシュリーディングをこなしていけば、英語初級は簡単に脱する事が出来ると思います。まあ、語彙の問題があるにはありますが、読んでいけば語彙は身につくと思ってます。語彙の話は改めて話をします。今回はスラッシュリーディングの話です。

 改めてスラッシュリーディングの話をしますと、スラッシュリーディングとは英文を意味の塊で区切って読む事です。例を出します。次の文を読んでください。(以下TOEICテスト新形式精選模試リスニングより抜粋)

 That representative from Clean Sweep was pretty persuasive about the benefits of his farm’s office cleaning service.

 意味は、Clean Sweepの担当者は自分たちの清掃サービスを利用する利点についてとても説得力があった、です。

 この英文をただ聞いて理解するには、相当しんどいです。(ていうか、無理です)なんで、意味の塊で区切って把握する、というのがスラッシュリーディングです。実際に切ってみましょう。

 The representative/from Clean Sweep/was pretty persuasive/about the benefits/of his farm’s office cleaning service.

 塊ごとの意味は次の通りです。

 The representative→担当者

 from Clean Sweep→Clean Sweepからの

 was pretty persuasive→とても説得力があった

 about the benefits→利点について

 of his farm’s office cleaning service→彼(担当者ですね)の会社の清掃サービスの

 お分かり頂けたでしょうか。区切ってそのままを捉えるのと、全文訳すのと大して変わらないんですね。

 ここでハッキリ言わせてもらうと、英文を完全に翻訳してはいけません。翻訳するとは、1文を自分の言葉の順番に組み替える事です。所謂、返り読みというヤツです。英語(に限らずなんですけど)を聞こえてきた順に内容を把握していく事が大事になります。その為に小さく区切る訳です。

 ただ最初は、どこで区切ればいいかわからないと思います。ここで文法の力が活きていく訳です。ルールを知っていれば、どこで区切り意味の塊を捉えられるか分かってきます。なんで、実地で読む前に文法は勉強せえへんとあかんよ、と言った訳です。

 そんな訳で、まず英語を読むにあたって、文そのものを対峙するんではなく、意味の塊で区切って読んでいく訓練が必要になります。スラッシュレーディングがストレスなくこなせるようになると、英語を読む事に関するストレスが格段に減ります。区切って読む習慣をつけましょう。

 今回もお付き合い頂き、ありがとうございました。

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