初老を過ぎても

文庫系
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 今日も来て頂きありがとうございます。

 相沢沙呼「小説の神様」を読んでます。近日中に佐藤大樹、橋本環奈で映画が上映される作品の原作です。映画が気になった訳でも、橋本環奈が絡んでいるから、という訳でもなく、単に相沢沙呼の作品が気になって、適当な文庫を探してたらぶち当たったのが小説の神様だった、というただそれだけです。面白いは面白いです。

 以前が上手く行ってたモノが停滞し、今は燻っている。という主人公の初期設定は、有体と言えば有体で、ここからおそらくヒロインなり主人公の周りなりが引っ張り上げていくんだと思います。王道ですね。

 何かの希望を持って行動を起こし、思うような成果を挙げられずに、そのまま沈んでいく。というのは往々にしてある事です。上手くいく事もあれば、当然上手くいかない事もあります。上手くいかない事が続けば、気持ちが萎える事もそれはあります。

 ただ、成果が出ない事が努力をしない理由にはなりません。出来ない理由を並べて行動を起こさないという事は、自らの成長を止める事に繋がります。言い方はなんですが、その時点でその人は一種、死にます。

 僕が恐れているのは、こういう精神的死です。思うようにコトが進んで気分が晴れる事もあれば、全く進んでないように見えて沈む事もあります。ただ、そんな中でも進めれる時には進んできましたし、今後も進めていくつもりです。何もかもが止まってしまう事が、殊更怖いです。あるいは、その恐怖心が僕を成長させている、と言っていいのかもしれません。

 まあ、努力はしてると言っても、結果が伴わなければ、努力も単なる時間の浪費になる。とは、この歳で切実に思ってまして。何かを成し遂げる事は確かに難しいですが、それでも行動に対する結果は拘らなあかんよな、とは考えてます。自分の中に流れる時間は有限なんですよ。

 あと、出来なかった事を引きずるのも良くないんでしょうね。自己肯定感という単語がありますが、あれは出来た事に関する満足の積み重ねなのかと。自分の中でやれてないと思ってる人でも、少なからずやれてた事ってあるはずなんですよ。そこに光を当てる事が、自己肯定感を高めるという事、成長する為の燃料になる事、になるのかなと。

 ここ最近、結構な感じで燻っているんで、自分を奮い立たせる為に、今回は書かせて頂きました。誰かに見てもらう事も素敵ですが、文章を書く事で自分が癒されるという事も、それはそれで素敵なのです。ブログって素敵ですね。

 今回もお付き合い頂き、ありがとうございました。


小説の神様 (講談社タイガ)

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