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八島晶「八島式 TOEIC L&Rテストの英語が読めるようになる本」という本を読んでます。僕は、読み方の読み方とかやり方のやり方的な本は好きではないんですが、学習に関しては全て独学でやっている為、どうしたって時間経過すると劣化する部分はあるよね、修正したいし、と矯正なり評価なりは必要性を感じる事があります。折しも6月にL&Rを受験する手前、ググって購入した次第です。
本自体は良い本です。答えを拾えない要因は大体同じで、それを気づかせてくれるという点で優れていると思います。このタイミングでこの本に出会えたのは幸運ですね。L&Rの英語と謳っていますが、英文を読んで理解する、という点で特別にL&Rに特化した話ではなく、汎用性はあると思います。どんな試験でも、所詮はどれも英語ですから。
ちょっと感じたのは、文章の読み方って、何もその言語特有の事ではないんですよ。日本語の読み方はこう、英語の読み方はこう、ではなく、文を紡いで先に進めて行くのは、どの手段でどの言語ででも変わらないんですよね。当たり前かもしれませんが、少なくても僕は改まってそう言われた経験はありません。
例えば代名詞という言葉があります。英語で言ったら、人称代名詞、指示代名詞、関係代名詞etc。ただ、これに共通するのは、前に出てきたモノ、コト、ヒト等の代わりに使う名詞、というただそれだけの話なんですよね。それが何を指されているかの違いだけで。で当然、日本語にも代名詞はあります。
僕はちょっと前まで、大学受験用の現代文の問題集をやってました。目指してる大学に合格したいから、では当然なく、日本語でのロジックを読み解く訓練の為にやってました。その先に、自分でロジックを作り上げて、纏まった文章を書く礎にしたい、という考えもありました。
この現代文の問題を解く、という中で、傍線部の「それ」とは何を指しているか、という日本人だったら必ずやった事のある問題があります。正しく回答が出来ないと当然点は取れないですし、そもそも問題文の理解が成されません。現代文を解くにあたって、これは致命傷です。
翻ってL&Rで、このitは何を指してるか、という問題は出題されませんが、別の問題で問題文自体理解出来てないと、回答も覚束ない訳です。でこれは、単に英文をガリガリ読んでけば解消する問題ではありません。
余談ですが、PART5,6に人称格を入れる問題はこの手の話に近いかもしれませんね。誰か、誰に等分かってないと、はじかれますから。
話をL&Rというか英文を読むという話に戻しますが、文構造の理屈としての文法知識を理解する事は必要ですが(これはどの言語でもそうですよね)その文章を読む練習は、何も英文を単に読んでけば良い訳ではないんですよね。何かの文章を読む、という訓練の根っこは、母国語で書かれた文章を読んで理解出来るか、という点に寄与してると考えます。
なんで、英語(と言ってますが、どの言語でも)を使いこなすには、母国語を深くしっかり理解し使いこなせるかが肝になってきますし、言語学習の伸びしろという点でも大事になってきます。もうちょっとぶっちゃけると、L&RのPART7をスラスラ解くには、現代文の問題を解くのも一つの手段としてはアリ、という訳です。
ここで具体的に、どれだけL&Rのスコアが上がったか、という話をしたいとは思うんですが、残念ながらまだ実地試験は受けてません。前回のL&Rから半年。その間に、英語のハノンの初級を1周して、現代文のトレーニングをして、プラスアルファで英文を読んで、果たしてどうか、と言ったところです。
さて、どうなってるのでよしょうか?今から試験が楽しみです。
今回もお付き合い頂き、ありがとうございました。
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