今更、良い習慣の続け方

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 今日も来て頂きありがとうございます。

 勉強したい。運動したい。何かしらに感化されて、何かを始め、それを習慣化したい、と考える人は多いと思います。僕の中にも、これをやらないと1日気持ち悪い、と思う習慣があり、これから始めたい習慣があります。という訳で今回は、習慣としたいモノをどう習慣化するか、をシェアしたいと思います。

 まず頭に入れておいてもらいたいのは、最初から習慣化しようと思わない事です。習慣化させるって、実は相当難儀な話です。習慣化させてしまえば、後は自動的に習慣をこなせますが、そこまで持っていくのに、相当な労力が必要です。よし、これを続けよう、と思っても、最初はどうしてもやれない日が出てきます。ここで、やれへんかった、習慣にしよう思ったのに、と落ち込んで、そのままズルズル行くから習慣化出来ないんですね。なんで、最初は、コレやってみようか、くらいの軽い気持ちで始めた方が良いです。深刻にならない事。

 更に言ってしまうと、やるにこした事はないんですが、最初はやれなくても心に引っ掛け続ける事が大事です。日々のルーティンからある一定の時間を押しのけて、新しい事をやろうとしているんです。最初は新しい事をやるのを忘れる事は確実にあります。そこで、忘れとった、俺アカンやん、と沈む事は全くありません。一番いけない事は、やる事すら思い出さない事です。忘れてた事を思い出した、という状況は、頭の中に引っかかってるという状態です。この感情を大事にして次の日に改めてやればいいんです。これを続ければ、忘れずにやる日が続くようになります。こうなればもう勝ちです。

 最初のハードルを思いっきり下げて、始めるという事。それを毎日やる事。やるのを忘れても沈まない事。忘れてたら次の日にやればいいだけの事。これが、習慣を始める時に大事になってくるスタンスです。ただこれは、冒頭です。ここから、習慣化の第二段階に入ります。

 始めた習慣を習慣化させる為には、習慣化させるまでにその習慣をして快感を得る事が肝になります。快感を得るなんて欲望にまみれてるな、と思わないでくださいね。やってて苦痛な習慣は、どう頑張っても淘汰されるものです。どうしてもこの習慣を続けようにも苦痛しかない、という習慣は、習慣化足りえません。そこは自分に正直に、この習慣は合わんかった、と止めれば良いだけの話です。ただ、僅かでも快感を得たのなら、その部分を大事にしましょう。その快感の種から習慣化という大きな樹に育つ事は往々にしてあります。自分にとっての快を大事に育てる事が、習慣化への道になります。

 そうやって、最初に労力を費やし、やり続けて快感を得る習慣は習慣化されます。メカニズム的には、至極簡単な話です。自分としては、快感と思う事を毎日続ける事ですから。他人がどう言おうと、自分本位で良いんです。そもそも習慣化させるという問題は、極私的な話ですから。

 ただ、そうやって習慣化されたモノが自分の中で増えていくと、1日の中で全部こなせなくなる時が来ます。習慣が増え続けるのに時間は有限ですから、習慣の剪定が必要になる時が必ず来ます。この剪定の段階で、いきなりバッサリある習慣を止めるのは、よした方がいいです。あくまで剪定であって選定ではないんですね。

 この剪定の段階で、自分にとっては快感だけど悪い習慣に費やす時間を減らし、代わりに良い習慣の時間を増やすように仕向ければいいんです。この剪定の段階が上手くいけば、悪い習慣というのは自然と淘汰されます。あくまで、時間の力を使って淘汰させる、という感覚が大事です。いきなりバッサリやっちゃうと、悪いとはいえ習慣化されたものなので、ストレスを感じます。そうなると、リバウンドして悪い習慣が続いてしまう場合があります。

 ここで知っといてもらいたいのは、全部が全部、良い習慣で1日を占めようと思わない事です。良い習慣で1日を占めるのって理想ではありますが、それはあくまで理想です。それに、他人にとっては悪い習慣でも自分にとっては良い習慣もあります。繰り返しになりますが、習慣化する事においては、徹底的に自分本位で良いんです。

 まあ、習慣で話を続けましたが、何かしら新しい事を始めてそれを続けようという気概は、どんなものであれ素敵だと思います。願わくば、あなたにとって良い事で満たされますように。

 今回もお付き合い頂き、ありがとうございました。


完訳 7つの習慣 人格主義の回復: Powerful Lessons in Personal Change

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