投資家みたいに生きるという事

ハードカバー系
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 今日も来て頂きありがとうございます。

 藤野英人「投資家みたいに生きろ」という本を読了しました。著者は、この時代を代表する日本投資界の大家。投資をしろ、とは仰ってないんですよね。投資家みたいに生きろ、と仰っているんですよね。星海社新書「投資家が『お金』よりも大切にしていること」もそうですが、投資するという事象に捉われず、一つの考え方として、色々と気づかされる部分が多々あります。面白かったです。

 曰く、投資とはより良い未来の為に資源を使う事、だそうです。その観点から、この行為は投資か浪費か、と一つ一つ考える事が肝、とも仰ってます。これは、お金に限らず、時間にも言える事やと思います。つまり、この行動はより良い未来に繋がっているのだろうか、と問う事が大事だ、という事です。こう一回一回問い続ける事で、無駄に自己資源を費やす事が無くなる、という理屈です。

 この考えは一理あると思います。大まかな投資家マインドって、つまりそういうことだと思います。ただ、そうは言っても、浪費を止められないのが、欲望に塗れた人間の悲しいところでして。これをどうするか。

 より良い未来に繋げる、とは言いますが、そもそもより良い未来とは果たして何なんでしょう?この問いは、当然人によって回答が違い、正解はありません。その人が考えているより良い未来に対して、自己資源を突っ込むんで良いと思います。

 ただ、ここで指摘したいのは、自分自身が考えるより良い未来とは、何を対象にしているか、という事です。ここで、社会と取り巻く社会、自分を取り巻く社会、と捉えれば、先に述べた投資家マインドは遺憾なく発揮できると思います。ただ、僕みたいな小さい人間は、社会がどう、とか規模が大きすぎて考えきれないんですよね。どうしても、自分本位になってしまいます。ここで、自分本位の考えは捨てて社会の事を考えようね、と言うのは簡単ですが、いきなり広く考えろと言われても、結構無理があります。ではどうするか?

 理想は他己を思いやれる事です。広く考えるってそういう事です。でも、自己を思いやってこそ他己を思いやれるんやと思います。なんで、まずは自己を思いやる事、つまり自己にとってより良い未来にする為にどうするか、と考え直す事が投資家マインドを植え付ける第一歩になると思います。まずは自分を見る事。で、人は他人と関わって生きています。これは、人間は社会的な生き物であるが故に必ず付いて回る事です。自己を見つめつつ他人と関わっていく上で、他己に目を向けれる時が必ず来ます。そうなった時に、他己を考えればいいんやと思います。

 翻って、自己にとってよりよい未来にする為にどうするか、という考えをもう少し掘り下げます。自己にとってより良い未来とは。言い換えれば、夢とか目標、という単語になると思います。つまり、夢や目標を持って生きるという事が、自己にとってのより良い未来を目指す道しるべになる訳です。つまり、投資家マインドを植え付ける第一歩って、実は自分の夢や目標に向かって今現在をどう過ごすか、なんですね。

 そう結局、今現在をどう過ごすか、がより良い未来に対して出来る最大の事なんですね。道しるべとして、自分の夢や目標やったり、我々が取り巻く社会だったりする訳です。何かに投資するって、ある意味、結構物々しい言い方ですけど、その第一歩として、今現在をどう精いっぱい過ごすか、という事を考えればいいのかなと思います。今現在を考えて精いっぱい過ごせば、先の事が考えられるようになってきます。

 今というこの瞬間は、それこそこの時しかありません。この瞬間を精いっぱい生きましょう。

 今回もお付き合い頂き、ありがとうございました。


投資家みたいに生きろ 将来の不安を打ち破る人生戦略

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